太り過ぎは身体によくありませんが、だからといって激ヤセするために無理なダイエットを行うことも危険です。では、激ヤセに一体どんな危険性があるのか見ていきましょう。
体脂肪はない方がいい、少なければ少ないほどいいと考える人もいるかもしれませんが、体脂肪も身体にとって大切な役割を担っています。エネルギー源を蓄える機能、保温機能などを持っていて、なくてはならないものです。激ヤセして体脂肪を一気に落としてしまうと、体調を崩すなどの健康被害が発生しやすくなります。
激ヤセしようと考える人の多くが、食事制限を行います。食べ過ぎていた量を少し抑える程度なら問題ありませんが、極端に食事の量を減らしてしまうと必要な栄養素が十分に摂取できなくなってしまいます。そうすると、ホルモンバランスの乱れや栄養失調によって体調が崩れ、他にも大きな病気に繋がる危険性が高いです。
激ヤセするために無理なダイエットを行うと摂取できる栄養が減るため、身体は何とか健康な状態を保とうとして栄養を蓄え始めます。吸収率が高くなり栄養を蓄えやすくなっているため、リバウンドが起こりやすいです。激ヤセした場合、ダイエットが成功したからと普段通りの食事に戻すと以前よりも太りやすくなってしまいます。
太っている状態というのは脂肪の量が多いだけではなく、皮膚も人より伸びた状態です。そうした状態で激ヤセしてしまうと、皮膚はそのままで脂肪だけが急激に減少してしまうため、皮膚のたるみが出る危険性があります。皮膚のたるみがあると見た目が美しくなく、細い体型を手に入れても人前で肌をさらしにくいです。
このように、激ヤセすると身体に様々な不調をきたすなど、大きな危険性をはらんでいます。ダイエットを行うときには激ヤセを目指すのではなく、健康面にも気を配りながら行いましょう。
激ヤセすることによるリスクは、上記以外にもたくさんあります。
主な身体への影響としては、肝臓や心臓への負担、薄毛、体臭が強くなるなどの症状です。
ダイエットのために食事制限をすることで栄養不足になり、肝臓に負担がかかります。
肝臓は女性ホルモンのバランスを整える重要な臓器なので、負担がかかることによって、生理不順や婦人科系の病を発症しやすくなるのです。
また、急激に痩せると血行が悪くなるので、身体の様々な機能が低下し、心臓への負担も大きくなります。
その結果、不整脈や心臓発作などの病気を引き起こす可能性が高くなり、最悪の場合では死に至ることもあります。
過激なダイエットによる栄養不足は、髪の毛の成長を妨げてしまうことにもなります。毛髪の成長を促すには、頭皮に必要な栄養がきちんと行き届いてなくてはいけません。
しかし、急激に痩せて栄養が足りなくなると、内臓へと先に栄養が送られてしまい、頭皮にまでしっかりと栄養が行き渡らなくなってしまうのです。
その結果、髪の成長を妨げてしまったり抜け毛や薄毛を引き起こしたりといった頭皮トラブルに繋がります。
また、栄養不足は血行不良を招く原因にもなります。血行が悪くなると身体の中に悪玉菌が増加し、有害な毒素がどんどん生成されてしまいます。
その上、代謝も悪くなり体内で生成された毒素をうまく排出することができず、体臭がきつくなってしまうのです。
激ヤセとは、そもそもどのような状態を指すのでしょうか。
よくある芸能人の激ヤセニュースなどを例にして言うと、「元々太っていた人が標準以下より痩せてしまう」、「元々標準体型の人が痩せてガリガリになってしまう」という2つパターンがあります。
前者は「凄い!」「羨ましい!」といったポジティブな印象を受けますが、後者の場合「やつれた」「病気かな?」などの、ネガティブな意味合いで注目を集めてしまいます。
このように同じ激ヤセでもやつれたような印象を受けたり、不健康そうなスタイルだったりすると周りから心配されて終わるのがオチです。
痩せれば痩せるほど綺麗になると思っている方もいますが、決してそうではありません。周りから羨望される激ヤセを目指さなければ、痩せても意味がないと言えるでしょう。
激ヤセの危険性についてご紹介してきましたが、そんな危険性を避けるための健康的なダイエットとは一体どんなものなのでしょうか。ダイエットと聞くと体重を落とすことだと思っている人もいるかもしれませんが、ただ体重を落とすことを目的にすると、筋肉や水分など、身体に必要なものまで落としてしまう危険性があります。健康的なダイエットというのは、体重だけを見るのではなく、余分な体脂肪を落とすことが目的です。では、健康的に痩せるためのポイントをご紹介します。
無理な食事制限を行うと栄養不足に陥ります。食事は栄養バランスに注意して摂りましょう。5大栄養素と呼ばれる、タンパク質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルをなるべく意識して摂取することで、カロリーを減らしても体調を崩しにくく、健康的に痩せることが可能です。
食事内容に注意していても、間違った食べ方をしていると身体に悪く、太りやすい体質になってしまいます。食事方法もきちんと見直すことが大切です。まず、食事は三食きちんと摂るようにしましょう。食べる量を減らそうとして食事回数を少なくした場合、バランスよく食べていても身体が空腹を覚え、栄養を蓄えようとします。その他、よく噛むということも同様の理由で大切です。あまり噛まずに飲み込んでしまうと、満腹中枢が刺激されないため空腹を覚えてしまいます。また、胃の負担を減らすことにも繋がります。
体脂肪の元になるのは、糖質、脂質、タンパク質です。体脂肪を減らすにはこれらを摂り過ぎないよう注意してください。特に、糖質を摂り過ぎると体脂肪として蓄えられるだけではなく、血糖値の上昇やインスリンの過剰分泌に繋がるため身体に悪いです。しかし、だからといって全く摂らないというのもよくありません。糖質は身体を動かすために欠かせないエネルギーです。筋肉量も減り、代謝の悪い身体になってしまうので、適切な摂取量を心がけてください。
食事面で気を配っていても、運動を全く行わない場合筋肉量が落ちてしまいます。健康的に痩せるために、運動を行って筋肉量も維持しましょう。ここで注意しないといけないのは、無理な運動を行わないということです。きつ過ぎる運動は身体によくありませんし、特に食事制限をしているときには普段よりも身体に負担がかかります。無理なく適切な運動を心がけてください。
健康に気を配った食事や運動を心がけることで、安全で美しく痩せることが可能です。ダイエットを行うときには激ヤセしようとするのではなく、少しずつ体質を改善してください。
激ヤセするのは危険だと言われても、一体どこからが激ヤセでどこまでなら大丈夫なのか基準が分からないと対策しづらいですよね。安全に痩せるための目安として、適正体重が利用できます。自分の適正体重はどのくらいなのか把握しましょう。
健康的な体重の目安として、BMIという肥満度を測る数値があります。計算方法は、身長(m)を二乗したもので体重を割るというものです。日本人女性の場合は21が基準で、この数値より多過ぎても少な過ぎてもよくないとされています。標準体重を知りたい場合は、身長(m)を二乗したものにBMIの基準値をかけて求めることができます。
標準体重というのは健康を維持するために適した体重のことなので、美しくなりたい、ダイエットをしたいと考える人には不十分かもしれません。美しいプロポーションを目指したいという場合は、美容体重を目指しましょう。標準体重から5%ほど少なくしたものが美容体重の目安です。
個人によって適正体重というのは多少変化しますが、BMIや標準体重、美容体重を目安にすることができます。激ヤセしてしまうのを避けるために、きちんと適正体重を把握して健康的なダイエットを心がけましょう。
一口に痩せるサプリと言っても、様々な種類があり、それぞれ特徴や効果に違いがあります。きちんと知らずに使用すると激ヤセする危険性もあるので、きちんとサプリの特徴や効果を把握することが大切です。
糖質や脂質を吸収しにくくなる成分が含まれています。サプリによって何を特にカットするのか変化するので、自分がつい摂り過ぎてしまうものに合わせて選ぶようにしましょう。このタイプのサプリを使用してカロリーをカットすると体重を落とすことができますが、サプリに頼って短期間での激ヤセを目指そうとすると、飲まなくなったときにリバウンドしやすいです。段々と時間をかけて生活習慣の補助として利用しましょう。
脂肪細胞に直接作用する成分や燃焼を助けるための成分が含まれているため、運動不足の人など代謝が悪い人に効果的です。代謝は運動不足で衰える他、年齢と共に段々と落ちていきます。若い頃には太らなかった食事量でも、代謝が落ちると太りやすいです。サプリだけではなく併せて運動も取り入れることで、体脂肪を減らす効果が高くなります。
むくんだ状態というのは単に水分が溜まっているだけではなく、血行も悪くなるため太りやすいです。むくみを解消するサプリを飲むと余分な水分が排出されて体重が軽くなりますし、血行がよくなるため脂肪がつきにくい身体になります。
便秘とダイエットは一見関係がないように思えるかもしれませんが、便秘の状態ではカロリーが再吸収されやすいと言われています。そのため、食事制限を行ってもカロリーを多く吸収してしまうのです。サプリを使って便秘を解消しましょう。食物繊維や乳酸菌というように腸内環境を整える成分が含まれているため、便秘が改善されます。腸内環境を整えると、必要な栄養素の吸収を促し老廃物を排出しやすくなるため、健康面でも嬉しい効果があります。
このように、痩せるサプリにはそれぞれ違った特徴を持った様々な種類があります。使用する際にはきちんと効果を理解して自分の症状に合わせて選びましょう。また、適切な種類を選ぶだけではなく使用する量もきちんと守り、健康的なダイエットを行ってください。
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